2007年に大学を卒業後、朱暁玉さんは深センでグラフィックデザインの仕事をしてきた。娘が小学校に入学するまで、朱さんは自分の美術の技法が朝食づくりに活かせるとは思っていなかった。
朱暁玉さん
「うちの子は小さい頃からタンパク質アレルギーで、だんだん食べ物の好き嫌いが多くなってしまいました。仕方なく自分で作るしかないので、食べ物の形でゆっくりと異なる食べ物を受け入れさせようと思っていました」と朱さんは仕方なく言った。食器をキャンバスに、食材を絵筆にした朱さんは、食器に技法を思う存分活かし、工夫を凝らした芸術的な朝食をこの狭いキッチンで作った。
朱さんが『西遊記』の「唐僧・三蔵法師と弟子3人」をヒントに作った芸術的な朝食。
朱さんが『西遊記』の「唐僧・三蔵法師と弟子3人」をヒントに作った芸術的な朝食。
朱さんが『西遊記』の「唐僧・三蔵法師と弟子3人」をヒントに作った芸術的な朝食。
朱さんが『西遊記』の「唐僧・三蔵法師と弟子3人」をヒントに作った芸術的な朝食。
2019年より芸術的な朝食を作り始めてから、朱さんは460以上の料理を作ってきた。その中には彼女の子供への愛が込められており、深センへの愛も体現している。
朱さんは深センで15年近く仕事や生活をしており、深センが彼女の青春と理想を乗せた都市にもなっている。深センに深い感情を持っている朱さんは「深セン」の要素を朝食に溶け込ませた。深センのランドマークである市民センターや「湾区の光」観覧車などが朱さんの朝食づくりの対象となった。
朱さんが深センのランドマーク「湾区の光」観覧車をモデルに作った朝食
写真はすべて朱暁玉さんより