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深センと台湾を結ぶ直行便の復航初日
提供元:  Newsgd.com
発表時間: 2023-03-28 14:03

 3月26日、中国大陸部と台湾地区を結ぶ直行便が再開し、その初便が旅客143人を乗せて深セン宝安国際空港を離陸し台北桃園空港へ向かった。同日、旅客162人を乗せたフライトが台北桃園空港を離陸し、深センに到着した。飛行機が深センに着陸した際には、深セン空港は航空業界では最高の礼遇である放水アーチ「ウオーター・サルート」で台湾同胞たちを迎え入れた。

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写真:深セン特区報提供

 深センは3年ぶりに台湾地区を往復する直行便を再開した。台湾地区に3年ぶりに戻った深セン台湾企業協会光明懇親会の江開甦会長は、「深センと台北を結ぶ直行便の復航を知って、すぐに旅行会社にチケットの予約をお願いしました。先日チケットの予約が取れたという連絡をいただけて、大変嬉しかったです。ちょうどこの初便に間に合いました」と話した。

 今回台湾地区に帰った江さんは1ヶ月ほど滞在する予定で、清明節に先祖を祭り、家族と一緒に時間を過ごした後、深センに戻るつもりだ。江さんは「私は余生、たぶん深センから離れられないでしょう。両岸を行き来するようになると思います。30年も過ごしてきた深センは私の第二の故郷ですから」と話した。

 台北から深センに到着したばかりの顔さんは「今回3年ぶりに自分の故郷に帰って、家族に会えたのです」と興奮気味に語った。彼女は中国大陸部に1ヶ月ほど滞在し、まず深センで両親に再会し、また他の省の親友のお見舞いに行く計画だという。

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写真:深セン特区報提供

 台湾同胞の程紹正韜さんは2012年に深センで起業し、両地をよく往復する。「もともと香港に飛んでから深センに来るつもりだったんですが、深センと台湾を結ぶ直行便が復航したと知って、すぐに元々のチケットをキャンセルしてこの便に変更しました、とても嬉しいです。」と程さんは述べた。正午に台北で食事をして、午後には深センに飛ぶことが可能となり、「すぐに到着できた」と程さんは話した。

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写真:深セン特区報提供

 Zinwell(兆赫電子(深セン)有限会社)の邱創鈞総経理は「復航の初便に搭乗できて、とてもラッキーです。深セン・台湾直行便は私たちにとって非常に便利で、1回のフライトで数時間も節約できます」と述べた。邱さんによると、彼の会社は深セン光明区に製造センターを持っており、過去20年間よく両岸を行き来してきた。香港で乗り換えるよりも、直行便のほうがより多くの時間を節約することができるとのことだ。

 邱さんは「直行便は我々台湾地区の業者にとって、大変便利で、両岸における直行便の運航拠点をより多く再開してほしいです」と述べ、両岸は文化や経済貿易の面で交流を進めていくべきだと考え、「これから自由旅行や団体ツアーなどの交流がますます多くなっていくと信じています」と答えた。


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