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深セン空港、初の中央アジアへの貨物直行便が開通
提供元:  GD TODAY
発表時間: 2023-09-13 11:09

 最近、深セン空港から初の中央アジア地域への貨物直行便が開通した。この便は深セン空港からトルクメニスタンの首都アシガバットへ飛ぶものである。これにより、深センから中央アジアへの貨物輸送の所要時間はわずか8時間となり、粤港澳大湾区と「一帯一路」路線の国々および中央アジア地域を結ぶ航空貨物輸送ルートが一層スムーズになることが期待されている。

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写真:深セン特区報、読特アプリ提供

 この航路はトルクメニスタンの国営の航空会社によって運営されており、週に1便のA330型の貨物機で深センからアシガバットへの貨物便が運航されている。この便は主に電子製品や衣類など、深センの特色ある製品やその他の一般貿易商品を輸送する。

 トルクメニスタン航空の関係者によると、「深セン市場における貨物輸送のニーズは多く、東莞市や恵州市などの貨物供給地にも近いため、我々は今後も深セン市場を開拓していく自信があります」と述べた。また、今後の市場需要に応じて増便する計画もあるとの見解も示されている。

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写真:深セン特区報、読特アプリ提供

 これまで、中国の華南地域に拠点を置く企業が中央アジアに貨物を輸送する際には、あらかじめ3~4日前に北京などの都市の空港に輸送する必要があった。しかし、この航路開通後は、貨物を遅くとも2日前までに深セン空港の国際貨物ステーションに輸送すれば済むようになった。これにより、企業にとっては貨物発送が便利になるのみならず、深センと中央アジア間の貨物輸送時間も30%以上短縮される見込みである。 

 今年に入ってから、深セン空港は国際貨物便航路のネットワーク拡充を継続的に進めてきた。トルコ・MNG貨物航空、カタール航空、アトラス航空、エチオピア航空、京東航空、トルクメニスタン航空、中国貨運航空、中州航空、マイ・ジェット・エクスプレス・エアラインズなど、国内外の航空会社9社が相次いで深センでの航路新設や増便に取り組んできた。現在には深センに新規開設した国際貨物便が6本あり、増便したのは5本であり、国外・国内における貨物輸送拠点は36カ所に達した。また、今年の1月から8月までの深セン空港の貨物輸送量は100万トンを超え、前年と比べ増加を実現した。


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