2023年中国国際サービス貿易交易会が開催されている国家会議中心の美団ブースで、自動配送車を見学する来場者(9月4日撮影・劉嶺逸)。
2023年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)が9月2日から6日まで北京で開催されている。展示会場では、無人配送サービス関連分野が来場者の注目を集めていた。ドローンや自動配送車は、公道や低空など様々な状況でクイック配送の需要に対応し、配送効率の引き上げに寄与している。現在、数多くの企業が無人配送の実用化に取り組んでいる。新華網が伝えた。
北京市順義区では、自動配送車が秩序に基づき、道路を走行している。利用者が注文すると、担当者は注文品を自動配送車に積載する。これらの車両は、計画されたルートを自動運転で走行し、指定された駐車位置に到着する。利用者は、スマホの認証作業を行ってから、注文品を車両からピックアップしたり、または駐車位置に待機している配達スタッフが注文品を受け取って、利用者のもとに届ける。
広東省深セン市では、「ドローン空中投下ボックス」が、複数のビジネス街やオフィスビルに設置されている。ランチタイムで最も混雑する時間帯に、利用者がランチを注文すると、ドローンで配送を行うことで、利用者の待ち時間が短縮され、食事配送ピークタイムの運送力不足を補うことができる。また、ドローンは、注文品を景勝地に配送することも可能で、宅配サービスが景勝地で利用できなかったという従来の問題も解決している。
北京市順義区で、道路を走行する自動配送車(8月22日撮影・任超)。
北京市順義区で、クイック販売プラットフォームの商品一時保管倉庫で、利用者からの注文品を自動配送車に積み込むスタッフ(8月22日撮影・任超)。
深セン市竜華区で、ランチタイムで最も混雑する時間帯に、美団のドローン空中投下ボックスから注文したランチをピックアップする利用者(8月15日撮影・梁旭)。
深セン市竜崗区で、高層ビルの間を飛行する食品配送ドローン(8月15日撮影・梁旭)。