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ブラジル政府高官、深センを訪問
提供元:  GD TODAY
発表時間: 2023-08-05 16:08

 7月26日から27日にかけて、ブラジル連邦共和国の科学技術イノベーション通信省のカレロス(Guilherme Coutinho Calheiros)副大臣一行が深センを訪問し、DJI(大疆)やファーウェイなどの企業を訪れ、科学技術、経済貿易、人文などの分野における協力展開について交流を行った。

 カレロス氏は取材に対し、「深センは最も革新的な都市の一つであり、深センと様々な分野での協力展開を期待している」との見方を示した。

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写真:深セン衛視深視ニュース提供

 中国とブラジルの国交樹立以来、二国間の経済貿易関係は大きな発展を遂げた。今年1月~5月、深センとブラジルの間の輸出入額は、前年同期比20.11%増の20億7200万ドルに達した。そのうち、輸出額が前年同期比9.07%増の13億9400万ドル、輸入額が前年同期比51.64%増の6億7800万ドルだった。2022年末現在、ブラジルから深セン市に投資した企業は50社を超え、実行ベース外資導入額は800万ドル以上に達した。また、深センがブラジルへの直接投資として26の企業や機関を設立し、契約投資総額は1億7000万ドル、実際投資額は2428万7000ドルだった。

 貿易協力のほか、カレロス氏は科学、技術、イノベーション分野での交流を強化し、深センとの科学技術イノベーション分野での協力に高い期待を寄せていることを表明した。

 同氏は、「中国と研究やイノベーションなどの分野での協力を強化し、両国の科学研究者、科学研究機関、大学、企業間の交流・協力を深めていきたいと考えています。深センはブラジルと協力を展開するのに最適な都市だと思います」と述べた。また、ブラジルと深センは医薬、航空・宇宙、情報通信技術などの分野での協力を深化させるべきだと提唱した。

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写真:深セン衛視深視ニュース提供

 ここ数年で、深センとブラジルの関係はますます親密になってきている。ブラジルのルーラ大統領が今年4月に訪中した後、ブラジルで2番目に大きな都市であるリオデジャネイロ市のエドゥアルド・パエス(Eduardo Paes)市長一行が深センを訪れた。同月には、深センでブラジル(リオデジャネイロ)―中国(深セン)経済貿易交流会が開催され、またブラジルで中国(深セン・塩田)―ブラジル(サンパウロ)経済貿易協力交流会が行われた。

 ブラジルと深センの交流が日増しに活発化していることについて、カレロス氏は「私たちは深センという都市の重要性を理解した。ここ深センが中国の改革開放の成果を示していることを知りました。深センについて理解を深め、深センが如何にイノベーションエコシステムを構築したのかを知りたいと思います。これはわが国のイノベーションエコシステムの改善にとって重要なことです」と述べた。


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