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遥か彼方のクック諸島より深センに感謝状届く
提供元:  GD TODAY
発表時間: 2023-08-03 09:08

 「貴社の迅速な援助に心より感謝申し上げます。また、ディーゼル燃料を提供していただき、ありがとうございます。『我に投ずるに木桃を以てす、之に報ゆるに瓊瑶を以てす。』という諺にもあるように、もし将来、貴社の漁船が私たちの島の周辺で緊急事態に遭遇した場合、私たちも必ず同様に気前よく迅速に援助します。」

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感謝状

 この文は、深セン市華南漁業有限公司がこのほど、遠く離れたクック諸島のPukapuka-Nassau政府から受け取った感謝状である。同政府はこの手紙の中で、華南漁業有限公司の漁船がクック諸島の停電復旧に協力したことに感謝の意を表した。

 クック諸島現地時間5月31日午後3時40分、深セン市華南漁業有限公司はクック諸島漁業局からクック諸島首相事務所への緊急救助情報を受け取った。

 その情報によると、クック諸島・Nassau島の電力システムが壊れて、全島が停電状態に陥り、通信や衛生・ヘルスケアや冷凍庫・冷凍貯蔵などのサービスが完全に中断されている。ところが、発電施設の整備に必要な部品はNassau島から約60海里離れたPukapuka島にあり、両島の間には運航に適した船がないため、華南漁業有限公司の救助が必要である。同社の漁船をPukapuka島に派遣し、修理工と必要な修理部品を積んでNassau島に送り、Nassau島の電力回復をできるだけ早く実現することが目的とされている。

 華南漁業有限公司の関連責任者は取材に対し、救助要請を受けた後、当社は直ちに対応し、クック諸島付近で操業している「華南漁721」船を手配し、クック諸島に全力で協力して救助したと振り返った。

 現地時間6月1日午前5時、「華南漁721」船はPukapuka島に向かい、同日午後6時30分に指定された場所に到着した。船は14時間近くかけて修理工2人と発電機の部品2箱をNassau島へと運んだ。また、Nassau島への一時的な電力供給のために5バレル(=200 L)のディーゼル燃料も提供した。

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写真:南方+提供

 多くの努力の結果、約40時間の停電後、現地時間6月2日午前、クック諸島はNassau島の電力を順調に回復し、電力供給システムが正常に復旧した。

 その後、クック諸島漁業局は華南漁業有限公司の救助に対する地元政府の感謝の意を表す手紙を送った。そして、クック諸島のPukapuka-Nassau政府もこの救助活動に感謝状を送った。

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写真:南方+提供

 今回の救助活動のほか、「一帯一路」構想を実践してきた広東省遠洋漁船はここ数年間で何度も海外救助に参加し、現地の人々から好評を博している。


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