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「塩田―中山」大湾区複合港航路が正式に開通
提供元:  Newsgd.com
発表時間: 2023-02-11 14:02

 2月9日、「塩田-中山」大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)複合港航路が正式に開通し、2023年に開通した初の複合港路線となった。中山市とその周辺の対外貿易企業は「両港合一」という複合モデルを十分に利用することで、通関時間を短縮し物流コストを削減することができる。

 深セン塩田港は華南地区の国際航路が最も密集し、世界で単体最大のコンテナ埠頭であるが、後方の陸域面積が狭く、港区のコンテナヤード資源が不足している。中山港は珠江デルタの中心部の南に位置し、水路輸送で珠江デルタの河川網をつなぎ、陸上輸送で広深珠(広州-深セン-珠海)高速道路につながる交通の利便性の高さによって、塩田港と相互補完している。

 家電、電飾、金物などの商品は中山市の対外貿易輸出で優位性のある製品であるが、これまで長い間、地理的制限によって大型貨物船は珠江航路沿線の中山港などの内河港に入港して荷役することができないため、多くの対外貿易貨物の輸出には深センや広州などの港に転送する必要があった。そこで、関連企業は従業員を派遣して両地を往復し通関手続きを完了させる必要があり、通関効率に影響を与えるのみならず、企業のコストも増加した。

 「大湾区複合港」モデルの下で、ブロックチェーンやIoT(モノのインターネット)などの技術に基づき資源配置を最適化し、塩田港と中山港は港コードを共有することにより、港間の情報の相互接続、税関による監督管理の相互認証を実現した。これにより輸出貨物は中山港で申告、検査などの通関手続きを「ワンストップ」で完了させ、フィーダー船で深セン蛇口、塩田などの港に輸送し、直接コンテナ船に積み込み輸出することが可能となる。

 統計によると、「大湾区複合港」プロジェクトがスタートしてからここ3年間で、すでに航路28本が開通し、グレーターベイエリアの90%近くの都市をカバーしている。輸出入コンテナ取扱量は35万TEUを超え、貨物の港での平均滞留時間は7日から2日に短縮され、グレーターベイエリアにおける港の一体化発展を効果的に向上させている。


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