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広東省深圳市、固体電池産業革新連合体を設立
提供元:  新華社
発表時間: 2023-12-28 11:12

 中国広東省深圳市でこのほど、自動車メーカーの中国第一汽車集団、東風汽車集団、重慶長安汽車など27社からなる固体電池の産業連盟「固体電池産業革新連合体」が設立した。基礎研究、材料の開発と生産、セルの設計と製造、システムの集積と完成車への応用などの部門を網羅し、中国の多くの完成車メーカー、材料企業、大学、研究機関などが関与する。また、中国第一汽車集団大湾区研発院は18日、同市で開設した。

 比亜迪(BYD)や広州汽車集団、小鵬汽車などの完成車メーカーが電気自動車(EV)事業を進め、欣旺達電子や深圳市徳方納米科技、貝特瑞新材料集団(BTR)、深圳新宙邦科技など車載電池メーカーと材料企業が急速に発展する中、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオビッグベイエリア)はこの自動車電動化の時代に、独自の優位性を示している。深圳や広州などにはコンシューマーエレクトロニクス(消費者用電子機器)分野の川上・川下企業が多く集積し、技術的基盤がある。

 中国第一汽車集団の雷平(らい・へい)副総経理は、粤港澳大湾区には新エネルギー・スマートカー産業クラスターが構築され、多くのテック系企業と川下企業、サプライチェーン(供給網)が集積していると紹介。同社が共同建設、共同創造、共有の理念を堅持し、新エネルギー・スマートカー産業チェーンを全力で構築し、独自開発した製品の産業化を推進すると述べた。


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