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四季で見る新疆 太陽光発電で貧困脱却の道を照らす
提供元:  中国網日本語版
発表時間: 2023-11-09 11:11

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標高3300メートル以上のパミール高原にある深能福塔太陽光発電所(中国網記者・王冉撮影)

 標高3300メートル以上のパミール高原で5日午後6時、7万7760枚のソーラーパネルが燦然たる日差しを浴びていた。これは新疆初の集中型貧困支援太陽光発電所、深能福塔太陽光発電所だ。

 同発電所の敷地面積は635ムーで、カシュガル地区タシュクルガン・タジク自治県(以下「同県」)に位置する。同県の平均標高は4000メートル以上で、「新疆で太陽から最も近い県」と呼ばれる。発電所は深セン市福田区人民政府と深セン能源集団が共同出資し建設。発電の収益は現地の的確な貧困支援活動に用いられる。

 同発電所の安全主管エンジニアの厳玉智氏によると、その発電量は現在すでに2兆kWhを突破している。同プロジェクトは電力使用の制限を受けない場合、年平均発電量が4000万kWhにのぼる。現在の貧困支援電気料金によると、年平均の利益と税収は約1023万元。収益のすべての分配可能利益が同県の的確な貧困支援活動(期限は20年)に用いられる。大病医療、教育基金、貧困世帯救済金の設立などの各種措置により、同県の4140世帯・1万6806人の就業と富の蓄積を実現できる。

 10月31日現在の、同県の貧困支援に用いられるすべての分配可能利益は7611万2200元で、電気料金補助の支給状況によると、すでに同県政府に1959万7100元が支払われている。これらの資金は全県の900以上の公益性雇用枠に賃金を提供しただけでなく、全県47村の村集団経済の発展を支えた。また小型公益類プロジェクトに220万元以上の資金援助を提供した。


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