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贛深高速鉄道開通へのカウントダウン始まる
提供元:  Newsgd.com
発表時間: 2021-08-18 10:08

 8月12日、贛深(江西省と深センを結ぶ)高速鉄道広東区間の供電用架線網の無集電試験が完了した。現在、贛深高速鉄道(深セン区間)の工事は順調に進んでおり、年内には完成・開通する予定である。

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写真:深セン市交通運輸局

 その暁には、江西省贛州から深センまでの所要時間が7時間から2時間に短縮され、広東省河源から深センまでの所要時間は3時間から1時間以内に短縮されることとなる。これは、江西省・広東省両地の深い融合を推し進め、広東・香港・マカオグレーターベイエリアの経済牽引効果を発揮させる上で、重大な戦略的意義を持つ。

贛深高速鉄道

● 京九(北京と香港九龍を結ぶ)高速鉄道の最南端区間である

● 中国の中長期鉄道網計画の「八縦八横」高速鉄道網の重要な構成部分である

● 長江デルタ、珠江デルタを結ぶもう一つの重要なバイパス線である

● 江西、広東の両省を縦貫する路線で、途中、贛州、河源、恵州、東莞、深センなどの都市を経由し、河源市の人々にとっては初の高速鉄道となる

● 路線の全長は436.367kmで、江西省内で134.567km、広東省内で301.8kmである

● 広東区間には10駅設置され、そのうち深セン区間には2駅(深セン北駅、光明城駅)あり、合計32kmがすでに建設に取り掛かっている

● 設計走行速度は、現在の鉄道プロジェクトの最高設計基準である350km/h、計画輸送能力は5,000万人/年である

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光明駅(写真:深セン市交通運輸局)

 今回の無集電試験の範囲は、広東省-江西省の境界から陽台山操車場、光明城駅、東莞南駅、仲愷駅、恵州北駅、河源東駅、河源北駅、龍川西駅、和平北駅関連の駅線、及び陽深連絡線の上り・下り、陽深連絡線のデカップリング線等である。

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深セン北駅(写真:深セン市交通運輸局)

 無集電試験とは、供電用架線網を通電させない状態で、電車のパンタグラフのスライドを通じて供電用架線網の動的試験にて検査を行うもので、実際のパラメーターが設計及び検収基準を満たしているかどうかを確認し、供電用架線網の電源供給、通電、アライメント調整テスト等の次のステップのための基礎を固めるために行われるものである。


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写真:深セン市交通運輸局


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