27回目の世界湿地デーにあたる2月2日、国家林業・草原局は、広東省深セン福田マングローブ湿地や広州海珠国家湿地公園などが「ラムサール条約」の「国際的に重要な湿地」リストに登録されたと発表した。
深セン福田マングローブ湿地は深セン湾北東部に位置し、総面積は367.6ヘクタールで、香港マイポマングローブ湿地と川を隔てており、共同で深セン湾マングローブ湿地生態系を構成している。
深セン福田マングローブ湿地(写真:深セン特区報提供)
深センは2035年までに全市の湿地保護率が50%に達するように努めており、湿地の総面積が安定を保ち、浜海湿地の生態状況を効果的に改善し、建設区の湿地生態空間の質を向上させることで、国際湿地都市の建設を目指している。
広州海珠湿地が国際的に重要な湿地リストに登録された理由は、その地域の希少性と代表性にある。この湿地は中国で唯一、超大都市の中軸線上に位置する国家湿地公園として、極めて希少な都市中心部のグリーンエリアなのである。
広州海珠湿地(写真:南方日報提供)
現時点で、国際的に重要な湿地リストに登録された広東省の湿地は6カ所に達し、それぞれ広東省汕尾市海豊湿地、湛江マングローブ自然保護区、恵東港ウミガメ自然保護区、広東南澎列島海洋生態国家級自然保護区、広東広州海珠国家湿地公園、及び広東深セン福田マングローブ湿地である。