2021年、深センの輸出入総額は3兆5400億元に達し、前年比16.2%増、2年平均で9.1%増となり、規模は過去最高を更新した。そのうち輸出額が前年比13.5%増の1兆9200億元に達し、中国大陸部の大中都市においては29連覇を果たした。
写真:深セン特区報提供
深センはここ数年、対外貿易の新業態の革新・発展を促進しつつあり、越境EC総合試験区を設立し、「深セン市における電子商取引の発展を加速するための若干の措置」を発表した。独自のECサイト、海外倉庫の建設をサポートするなどのイノベーション政策を打ち出している。昨年12月末の時点で、深セン企業が建設・運営する海外倉庫は230カ所を超え、広東省商務庁が2021年に認定した第2弾の広東省公共海外倉庫10カ所のうち、8カ所を深センが占めている。
写真:深セン特区報提供
同時に、深センは貿易の利便化を絶えず向上させ、中国(深セン)国際貿易の「単一窓口」サービスと企業の内部システムを統合することによって、全プロセスをカバーする効率的な協同運営を実現し、通関効率を向上させる。現在、「単一窓口」プラットフォームの登録企業は10万社を突破し、サービスの対象企業は30万社を超えている。