深セン市政府ポータルサイト
深センRCEPサービスセンターが運営スタート
提供元:  Newsgd.com
発表時間: 2022-06-15 11:06

 6月13日、深センRCEP(地域的な包括的経済連携協定)サービスセンターが正式に運営をスタートした。深セン市商務局の関連責任者は、「深センRCEPサービスセンターの設立は、企業にRCEP加盟国間の関税削減と貿易利便措置を熟知させ、商品輸出の優位性と良質な商品の輸入を拡大することにつながる」と述べた。

 統計によると、今年1~5月、深センの対RCEP加盟国の輸出入額が前年同期比1.2%増の3539億4000万元に達し、そのうち輸出額は同11.4%増の1237億7000万元だった。また、1~5月、深セン全市がRCEP原産地証明書8380件を発給し、対象の輸出貨物は23億元相当となり、関税8200万元を減免し、対象の輸入貨物は5億7000万元相当となり、関税の減免額は3000万元を超えた。

 RCEP規則を積極的に利用することで、深セン企業は十分に恩恵を享受している。越海グローバルサプライチェーン(YH Global)は深セン市で初の承認済みRCEP輸出企業として、2021年にRCEP加盟国に輸出された貨物価格は5000万ドルを超え、RCEPが正式に実施された後、同社は年間1000万元の関税費用を節約できると予想されている。主に日本に車載フレグランスを輸出するゾベレ深セン(ZOBELE Instrument)は、日本では3.9%の輸入関税を支払う必要があったが、RCEP実施後の輸入関税税率は3.5%に低下し、今年第1四半期には7万元近くの関税が減免され、年間100万元の関税減免となる見込みである。


-